閉じる

歯科衛生士ブログ|歯周病と診断されたら…あなたの危険度は?

にしさんそう歯科 門真市・守口市の無痛治療の歯医者 | 門真市・守口市のにしさんそう歯科

歯科衛生士ブログ|歯周病と診断されたら…あなたの危険度は?

2017年9月1日
こんにちは!
歯科衛生士の大原です。朝晩過ごしやすくなってきましたね。
今回は「歯周病」についての情報をお届けします。


●歯周病とは

 歯周病とは「歯」そのもの病気では無く歯を支えている歯ぐき骨(歯槽骨)歯根膜に炎症が広がって歯の支えを失う病気です。

虫歯と同じで他者からの細菌感染症です。生活習慣病ともいわれ様々な要因が関係する病気です。

今は何でも噛めて歯が丈夫だから大丈夫と思っている方がいるかもしれませんが年齢と共にリスクが上がっていく病気です。重度になるまでこれといった症状も現れずに気づかずに進行してしまう沈黙の病気とも言われます。

さらに歯周病は一度かかると元には戻りません。炎症をきちんとコントロールしつづけなければなりません。例えば糖尿病と診断されたら血糖値をコントロールし続ける食事改善の必要があるように炎症を常にコントロールする必要があります。

免疫力が大きく関わるためにそれが落ち始める30代以降になれば年々状況が今と変わってしまう事が多いです。
10年後何本か歯が抜けてしまうかもしれない恐ろしい病気です。歯を失った方は皆さんもう少し若い頃から病気に気づいていたらとおっしゃいます。

【歯の構造】



●歯周病の進行について


 歯ぐきの炎症の進行過程は4段階に分けられます。

【歯周病の進行】


☆正常
歯ぐきには正常な状態でも1〜2ミリ程度の隙間が存在します。ここが深くなることを歯周ポケット呼び、歯周病菌の住み家となります。

1.歯肉炎
 歯の周りに磨き残し(プラーク)が付着し歯ぐきに炎症が起こる状態をいいます。この状態から適切に歯磨きやフロスでプラークを取り除くことができれば正常に戻すことができます。

2.軽度歯周炎
 歯肉炎を放置してしまうと初期の歯周炎へと徐々に進行してしまいます。
初期の歯周炎は歯と骨を繋ぐ歯根膜という靭帯に炎症が及び歯槽骨まで炎症が波及している状態です。歯根膜に炎症が起これば元の正常歯ぐきに戻ることはありません。
軽度の歯周炎は20代に入ってすぐの時期ににこの状態まで進行しているケースが多いのが現状です。

3.中等度歯周炎
 30代以降に多くみられます。免疫力も低下し始めた時期に細菌は活発化し始め歯槽骨は少しずつ歯の根の方へ下がっていきます。歯が伸びたようにも見え始めます。
歯周ポケットは深ければ深いほど細菌のかっこうの住み家になります。適切に炎症を取り除けばこの状態を保つことは不可能ではありません。この状態になっていても特に痛みなどの自覚症状がでないところがこの病気の恐ろしいところです。

4.重度歯周炎
 この状態になれば細菌の活動量がより一層も高まるため他人が気づくほどに口臭もきつくなります。歯が長くなったりはぐきがブヨブヨしたり歯が支えきれないためグラグラ動き歯並びも変化するため見た目にも悪くなります。もちろん野菜やお肉などは噛み切りずらく自由に食事ができなくなります。いずれ歯は抜けてしまいます。


〜歯周病〜と診断されたら完全に元の状態に戻すことは不可能ですが、進行を遅らせる事は可能です。
そのためには炎症のコントロール+力のコントロール+生活習慣の改善が必要です。
炎症のコントロールとは皆さんご存知の通り歯磨きです。
但し、完全に細菌を取り去ることは不可能ですが、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使うことで細菌を減少することができます。

 ハブラシやフロスの効果を最大限に発揮するにはそれぞれのアイテムに応じた正しい活用法の知識と技術が必要です。これは年齢やお口の状態によって様々ですのできちんと歯科予防のプロである歯科衛生士と相談して行ってください。
それと並行して、力のコントロールが大切です。歯を保護するマウスピースの活用や矯正治療により歯への負担を軽減する必要があります。

 始めにも言いましたが歯周病=生活習慣病のため生活習慣を改めて細菌に負けない体づくりも大切です。栄養のプロである管理栄養士による正しい知識で歯周病を内側からアプローチすることは歯周病コントロールの近道です。

次回は歯周病の細菌についてお話しします。

お電話にてご質問・定期メンテナンスのご予約も受付しております。

門真市 守口市 にしさんそう歯科
0120-74-5454

更新日: 2017-09-01